どこにでもいそうな、
ひょろっとした、青白い、
法学部の学生が主人公。
親との死別が主な原因で、
毎日を無気力に、ただ、大学に通っていた。
そんな時に、なぜか任されたバイトで、
水墨画の展示会の準備のお手伝い。
少し展示物について感想を言うと、
あるおじいちゃんから気に入られる。
実は、そのおじいちゃんが水墨画の巨匠で、
水墨画の指南を受けるように。
その中で出会った
今まで知らなかった世界に住む人たちや、
大学の知り合いなど、
いろんな人と「水墨画」をきっかけに、
だんだんと自身の心と向き合い始める物語。
横浜流星さん主演で映画化もされました。
原作(本)を読んだ感想です。
少しでも、孤独感とか、無気力を感じたことがある人は、
共感すると思う。
ゆっくりと時間が流れるようで、
刹那的な、
素敵な芸術の世界を描いた物語。
思うがままに感想を羅列します
————-この先ネタバレあり——————-
※めっちゃよかったですけど、、
なんもしてない学生が、
すごい人に才能を感じられて、直々に教わることになる!!
さらに、天才美女のからもライバル視され…
夢ー!!!!
憧れるー!!!!
ないわな…と思ってしまったのは事実笑笑
会話のテンポも良く、
水墨画とか全く知らなかった筆者でも、
その世界の雰囲気が自然と感じられるような、気がしました。
とても読みやすかった。
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真っ白な青年が、
周りから段々と刺激を受けて、
結局、自分の心と向かい合う。
すごく素敵な物語でした。
水墨画見てみたくなった。
基本の絵。
線だけでほんとに草を感じるのかとかね、、
見てみたいなぁ。
あと、赤!!が感じられる薔薇の絵もみてみたいな。
黒なのに赤??!!
なんとなくわかるけど、その迫力って…(絶句)
見てみたい!
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あと、なんと言っても、
一人一人のキャラが良い。
主人公は、本当に、心の傷はあるものの、
それ以外は、本当に共感できる人が多そうな学生。
惰性で授業を過ごしてる、とか、
なんとなくなぜか友達が構ってくれるとか。
共感できる部分もとても多かった。
ライバルも、
すごい水墨画を描けると言う点と、
美女という点を除けば
強気で、
ちょっと跳ね返りが強い女の子。
自分の心をなかなか直接は言いにくい、みたいな。
共感。
多いと思う。そんな人。
あと、師匠も、お茶目でかわいい。
すごいけど。すごいけど…。
大学の友達らも、本当にいそうな感じで、
知らない世界の話なのに、すごく内容に入り込んで読みました。
で、読み終わってから、最後のページに、水墨画がちょっと書いてあるのがなかなかいいんですよ。
内容とか思い出してちょっとうるっと。
さらに、もしや…と思って、最初のページを開くと、
最初は気づかなかったのに、そこに、
水墨画!!!
素敵な気持ちで本を閉じることができます。
おすすめ。
以上っ
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