水墨画の巨匠と心に傷を持つ少年の交流、「線は僕を描く」感想

本感想
こんな人に読んでほしい!
  • 自分の中が真っ白だと感じる人
線は、僕を描く (講談社文庫) | 砥上 裕將 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで砥上 裕將の線は、僕を描く (講談社文庫)。アマゾンならポイント還元本が多数。砥上 裕將作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また線は、僕を描く (講談社文庫)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。

どこにでもいそうな、

ひょろっとした、青白い、

法学部の学生が主人公。

親との死別が主な原因で、

毎日を無気力に、ただ、大学に通っていた。

そんな時に、なぜか任されたバイトで、

水墨画の展示会の準備のお手伝い。

少し展示物について感想を言うと、

あるおじいちゃんから気に入られる。

実は、そのおじいちゃんが水墨画の巨匠で、

水墨画の指南を受けるように。

その中で出会った

今まで知らなかった世界に住む人たちや、

大学の知り合いなど、

いろんな人と「水墨画」をきっかけに、

だんだんと自身の心と向き合い始める物語。

横浜流星さん主演で映画化もされました。

原作(本)を読んだ感想です。

少しでも、孤独感とか、無気力を感じたことがある人は、

共感すると思う。

ゆっくりと時間が流れるようで、

刹那的な、

素敵な芸術の世界を描いた物語。

思うがままに感想を羅列します

————-この先ネタバレあり——————-

※めっちゃよかったですけど、、

なんもしてない学生が、

すごい人に才能を感じられて、直々に教わることになる!!

さらに、天才美女のからもライバル視され…

夢ー!!!!

憧れるー!!!!

ないわな…と思ってしまったのは事実笑笑

会話のテンポも良く、

水墨画とか全く知らなかった筆者でも、

その世界の雰囲気が自然と感じられるような、気がしました。

とても読みやすかった。

広告↓

真っ白な青年が、

周りから段々と刺激を受けて、

結局、自分の心と向かい合う。

すごく素敵な物語でした。

水墨画見てみたくなった。

基本の絵。

線だけでほんとに草を感じるのかとかね、、

見てみたいなぁ。

あと、赤!!が感じられる薔薇の絵もみてみたいな。

黒なのに赤??!!

なんとなくわかるけど、その迫力って…(絶句) 

見てみたい!

広告↓

あと、なんと言っても、

一人一人のキャラが良い。

主人公は、本当に、心の傷はあるものの、

それ以外は、本当に共感できる人が多そうな学生。

惰性で授業を過ごしてる、とか、

なんとなくなぜか友達が構ってくれるとか。

共感できる部分もとても多かった。

ライバルも、

すごい水墨画を描けると言う点と、

美女という点を除けば

強気で、

ちょっと跳ね返りが強い女の子。

自分の心をなかなか直接は言いにくい、みたいな。

共感。

多いと思う。そんな人。

あと、師匠も、お茶目でかわいい。

すごいけど。すごいけど…。

大学の友達らも、本当にいそうな感じで、

知らない世界の話なのに、すごく内容に入り込んで読みました。

で、読み終わってから、最後のページに、水墨画がちょっと書いてあるのがなかなかいいんですよ。

内容とか思い出してちょっとうるっと。

さらに、もしや…と思って、最初のページを開くと、

最初は気づかなかったのに、そこに、

水墨画!!!

素敵な気持ちで本を閉じることができます。

おすすめ。

以上っ

本感想
スポンサーリンク
kuufuuをフォローする
スポンサーリンク

コメントなし

くーふぶろぐ

コメント

投稿カレンダー

2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
タイトルとURLをコピーしました